当院の薬剤科では調剤や服薬指導、医薬品情報の管理はもちろんのこと、チーム医療にも積極的に参加しています。 |
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チーム医療への参加 |
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感染対策チーム |
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抗菌薬は適正に使用しないと、抗菌薬が効かない耐性菌を生み出してしまうことがあります。そのため専門の医師や看護師、検査技師と一緒に抗菌薬の使用状況を監視し、適切な使用を推進しています。
また、院内を巡視し消毒薬が正しく使用されているか、菌の繁殖が起きやすい環境になっていないかを監視しています。 |
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摂食嚥下チーム |
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高齢の患者さまには物を飲み込む力が弱っている方も多くいらっしゃり、食べ物などが誤って気管に迷入することで、誤嚥性肺炎という病気にかかってしまいます。
薬剤師はお薬の副作用で物を飲み込む力が弱っていないか、よりその副作用が少ない薬剤を提案するなどの活動を行っております。 |
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身体的拘束最小化チーム |
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身体的拘束は本来行ってはいけない行為ですが、患者さまの安全を守るため、他の方法がない場合に、一時的に行うことがあります。
その身体的拘束が本当にやむを得ないことなのか、最小限に抑えられないかを考えるチームが身体的拘束最小化チームです。
薬剤師は身体的拘束の理由となり得る「薬剤性せん妄」を防ぐため、チームに参加し様々な提案を行っています。 |
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医療安全チーム |
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段から院内で医薬品に関するミスが発生しにくい環境を整備し、万が一発生してしまった場合は再発防止策を立てています。
その活動範囲は薬剤科内に収まらず、院内全体の安全な薬物治療の推進に寄与しています。 |
薬物血中濃度モニタリング(TDM) |
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お薬は吸収や排せつに個人差があります。そのため同じお薬を同じ量飲んだからといって、同じ効き目や副作用がでるわけではありません。
採血によりお薬の血液中の濃度を測定することで、これから効き目や副作用がどれくらいでてくるかを予測し、1人1人の患者さまに適したお薬の使用計画を立て、より友好的で安全にお薬を使用することを推進しています。 |
教育・研修 |
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新人の薬剤師や薬学部の学生に対する教育プログラムを作成し、次世代を担う薬剤師の育成を行っております。
また、個々の薬剤師の知識向上や我々の取り組みを他施設に知ってもらい、評価してもらうために様々な研修に参加しております。 |
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